[いつもと変わらぬ春の日13(投稿:ユウさん)]

「さぁな」
自分でも分からないのだから、杉並に聞かれて答えられる訳がない。
杉並「俺はそのようにみていたのだがな、最近はみっくんと呼ばれている子と仲が良いらしいな?」
「なんでそこまで知ってるんだ?」
杉並「非公式新聞部をなめるなよ。それでだな、ちょっと気になって調べさせてもらったところ、お前は自分の気持ちに気付いてないだろうが、みっくんが好きだ」
「俺がか?」
杉並「ああ。鈍感なお前だから、自分の恋心に間違いなく気付いてないだろうがな」 「そんなもんかな…かったるい…」
杉並の話を聞いているうちに学園についてしまった。
「それじゃあ、またな」
杉並「朝倉、ちょっと待て」
別れようと挨拶をしたところで杉並に引き止められた。
杉並「…たまには、『かったるい』などと言って自分の気持ちから逃げるのではなく、自分の気持ちに素直になってみたらどうだ?…悪くはないと思うぞ…?」
杉並は後ろを向きながら手を振って行ってしまった。
「自分の気持ちか…」
一言呟いた後に俺は音楽室に向かった。
〜音楽室〜
扉を開けて入る。
「おはよう〜」
中には全員揃っていた。
みっくん「おはよう」
ことり「おはようっす」
ともちゃん「おはようございます」
「ことり、風邪は大丈夫なのか?」
ことり「もう、ばっちりっすよ!」
「そりゃぁ、よかった。これで全員揃ったな」
みっくん「昨日なんて、二人だけだったもんね」
「あ…あぁ」
みっくん「朝倉君、どうしたの?」
「いや、なんでもない…」
今朝の杉並の言葉が思い出される。
(杉並のせいでまともにみっくんの顔が見られないじゃないかよ…)
ことり(…杉並君と何があったのかな…後で聞いてみよう)

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