[いつもと変わらぬ春の日14(投稿:ユウさん)]
ことり「朝倉君も来たことですし、練習を始めましょうか」
「そうだな、三人とも頑張れよ」
ことりが発声の練習を始める。澄み切った声が部屋中に響き渡る。その後、三人で合わせて曲を演奏し始めた。まだ、合わせるのは二回目だが、流石親友だ。三人の呼吸はぴったりでこのまま発表してもおかしくない程の出来だ。しかし、本人達は納得出来ないらしい。俺には完璧に感じたが、三人からすると少しずれているようだ。俺は三人の邪魔をしないように飲み物を買いに音楽室を出た。
〜購買〜
自販機まで飲み物を買いに来るのももう当たり前になってきた。
「あったかい紅茶と…」
暖かい紅茶を買うのも定番だ。この仕事も今日で最後だ。
(明日は遂に当日だな…成功すればいいけどな。きっとあの三人なら大丈夫だろ)
そんな事を考えつつ音楽室に戻って行った。
〜音楽室〜
音楽室に戻ると、ちょうど曲が終わったところだったので、みんなに提案した。
「みんな休憩にしようぜ」
ことり「そうだね、ちょっと休もうか」
ともちゃん「では、休みましょうか」
相変わらず、言葉を崩さずにともちゃんが賛同した。ことりが何かを考えながら、口を開く。
ことり「…朝倉君。ちょっといいですか?」
「ん、どうした?」
ことり「ちょっと、聞きたいことがあるんですけど…」
「ああ、いいぞ」
ことり「じゃあ、ちょっと朝倉君を借りるね」
ことりは二人に言葉を残して音楽室から出ると、そのまま歩き出した。
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