[いつもと変わらぬ春の日C(投稿:ユウさん)]
美春「そうなんですか!?美春はてっきり音…」
「妙な期待をしているようだな、美春?」
美春がそこまで言ったところで俺は美春の頭をわしづかみにした。それ以上、言わせる訳にはいかなかった。
もちろん、音夢の想いに気付いていない訳が無かった、おやすみの後に何か言いたげに動く唇、朝起こしに来た時の瞳…
全て気付かない振りをしていた。ここではっきりと美春に言わせる訳には行かなかった。
美春「朝倉先輩〜、痛いです〜」
そんな美春を無視しつつ
「音夢、今日はことりは来てないぞ」
音夢「そうなんですか?」
「ああ、風邪で休みだ。じゃあ、俺はもう行くからな」
美春「それじゃあ、アデューです、朝倉先輩!」
音夢「では、さようなら」
まだ、拗ね気味の音夢は嫌みの意を込めて裏モードで挨拶をしていった。
「かったるい…」
〜音楽室〜
ともちゃん「あ、朝倉君」
「お、終わったみたいだなお疲れさん」
みっくん「朝倉君はどこに行ってたんですか?」
「ああ、ちょっと飲み物を買いにな。二人とも、温かい紅茶で良かったか?」
みっくん&ともちゃん「ありがとうございます」
「気にすんなって。そういえばみっくんのお兄さんって初音島にいるのか?」
みっくん「今、本校の三年生ですよ」
「あ、そうなんだ。コンサートに来てくれると良いな」
みっくん「はい…」
みっくんは顔を赤く染めて恥ずかしそうに返事をした。
ともちゃん「みっくんはお兄さんの話をすると、すぐ顔が赤くなるんですよ」
みっくん「もう、ともちゃんたら〜」
みっくんはますます顔を赤く染めている
「じゃあ、そろそろ帰るとするか」
ともちゃん「そうですね。あ、帰りに三人でことりのお見舞いに行きませんか?」
「う〜ん…男の俺がいきなり行くのもことりが困るだろうから、二人で行ってくれ。ことりによろしくな」
ともちゃん「はい、伝えておきます。じゃあ、みっくん行こ!」
みっくん「うん。じゃあ、朝倉君。また、明日!」
「おう、じゃあな」
二人は俺と逆の方向へ歩いて行った。
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