[いつもと変わらぬ春の日E(投稿:ユウさん)]

ジリリリリリ!
目覚ましが鳴り、俺の安眠を妨げた。
(今日は音夢が早く行ったからな。…起きるか。)
ぎりぎりまで、布団で粘った後、急いで着替えて朝食を取ると走って家を出た。
〜桜並木〜
走って学園へ向かっていると、時間のせいか殆ど生徒はいなかった。
(昨日、みっくんに釘をさされたばっかりなのにいきなり遅刻はまずいな…全力で走るか…かったるい)
そうして、全速力で学園へ走って行った。
〜音楽室〜
ぎりぎりで間に合い、扉を勢い良く開けて入る。
「遅くなってごめん、みんな!!…って、あれ?みっくんだけ?」
そこにはみっくんが一人いただけだった。
みっくん「あ、朝倉君、おはよう。さっき、ともちゃんから連絡が来て家の用事で来れないんだって…」
「そっか、じゃあ、今日の練習は早めに切り上げるか?」
みっくん「うん、私だけじゃ、たいした練習も出来ないしね…1時間くらいすれば、充分ですね」
「じゃあ、先生に伝えてくるわ」
みっくん「お願いします」
職員室に行くために俺は再び音楽室を出ていった。
(二人だけってのも、なんか緊張するな…)
〜職員室〜
「…が…なんで、早めに切り上げますんで…」
先生「はい、分かったよ。ご苦労さん」
「では、失礼します」
まともな理由で職員室に行くのは久しぶりだった。
「かったるい…」
そして、そのまま購買に寄って行った
〜音楽室〜
みっくんは既に練習を始めていた。邪魔をしては悪いと思い、俺は端の方に座って聴いていた。一通り終わった所で口を開く
「そろそろ休憩にしたら?」
みっくん「そうですね」
そういって、缶ジュースを渡そうとした。が、手がみっくんと触れ合った。
みっくん&俺「!」
「ごめん!」
みっくん「大丈夫だよ。朝倉君て照れやさんなんだね」
みっくんが笑いながら言う。気まずさを残さないように言ってくれたのだろう。みっくんの優しさが伝わる。

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