[いつもと変わらぬ春の日G(投稿:ユウさん)]

〜桜公園〜
桜公園に着くと、甘い香りがする。クレープだ。以前にことりと食べた事がある。当然、みっくんも口を開く。
みっくん「朝倉君。クレープ食べませんか?」
「おう、いいぞ。今日は奢るよ」
みっくん「悪いよ〜」
「気にするな、今日は俺の顔をたてておこうぜ」
みっくん「じゃあ、お言葉に甘えてアイスクレープを」
「おう、おじさんアイスクレープ二つ!」
おじさん「はい、二つで千円ね」
「はい、千円」
おじさん「ありがとうございました〜」
幸い今は財布に余裕があった。その理由は…風紀委員が忙しく、美春と出掛けてないから、バナナ代がかからないからだ…
「みっくんはことりがここで唄の練習をしてるのは知ってるよな?」
みっくん「うん、でも詳しい場所は知らないよ?」
「じゃあ、ついて来なよ。そこで、クレープを食べよう」
みっくん「うん、いこ」
みっくんを引き連れ公園の道から、少し奥へと進む。
「ここだよ」
みっくん「…すごい…」
相変わらず、ここの桜は満開だ。これだけはいつ見ても飽きることがない。言葉に詰まるというのはこの為に用意したようなものだと俺は思う。
みっくん「本当に綺麗…」
「ああ…」
みっくん「こんな場所があったんだ…」
「…アイスが溶け出してるぞ?」
みっくん「…」
「お〜い」
みっくん「…え?」
「アイス溶けてる…」
みっくん「あ!」
「早く食べちゃおうぜ」
みっくん「うん」
急いでアイスクレープを食べるみっくん。食べきると再び口を開いた。
みっくん「朝倉君は前からこの場所を知っていたの?」
「ああ、子供の頃に風紀委員をやっている音夢や美春と秘密基地と言って良く来たよ…」
みっくん「昔から、こんなに綺麗な所に来ていたんだ」
「今、見ると改めて感じるな。ここを自分から教えたのはみっくんが初めてだよ」
みっくん「思い出の場所を教えちゃって、良いの?」
「みっくんになら、教えても良いと思ったんだ…どっちにしろことりが教えただろうしな」
みっくん「そうかな?ことりにとっても大事な場所だからね…」
俺達は日が暮れるまで話をした。

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