[いつもと変わらぬ春の日H(投稿:ユウさん)]
みっくん「だいぶ暗くなっちゃったね」
「そうだな、暗いし送っていくよ」
みっくん「良いの?」
「ああ」
みっくん「じゃあ、お願いしようっと」
「行こうぜ」
二人で公園を出る。俺はなんだか落ち着かない。こんなのは初めてだ。
みっくん「朝倉君どうしたの?」
「いや、なんでもないぞ?」
みっくん「それなら、いいんだけど…何か悩み事でもあるのかと思ったよ〜」
「そんなかったるいものはないぞ?」
みっくん「久しぶりにかったるいが出たね。その調子なら大丈夫そうだね!」
「ああ」
その後に「今日はかったるくなかったからな」
と、みっくんには聞こえないように付け足した。
みっくん「ここが私の家ですよ」
「結構近いんだな」
みっくん「そうですね〜」
「じゃあ、俺は帰るから」
みっくん「今日は付き合ってくれて、ありがとうね〜」
俺はみっくんに右手を上げて返事をすると、今来た道を歩き出した。
「かったるい…」
〜朝倉家〜
「ただいま…」
音夢「お帰りなさい、随分と遅かったですね?」
やばい、裏モードだ。遅く帰って来たから怒っているのだろう。
「家でそれは止めてくれ…」
音夢「あら、何を止めるのですか、お兄様」
「遅くなったのは謝るから…」
音夢「こんな時間まで、何をしてたんですか!」
「桜公園に行ってたんだ…」
音夢「…もしかして、ことりとですか?」
「違う違う」
音夢「なら、良いですけど♪」
「何でことりと行ってないなら良いんだ?」
音夢「だって、兄さんはことりの事が好きだと思ってたから…」
「かったるい…」
音夢「私にとっては大事な事なんだからそんなことを言わないでくださいよ〜」
「どうして、お前に大事なんだか…」
これ以上話しているとやばいムードに差し掛かりそうだ。さっさと手を引こう。
「じゃあ、音夢。俺は部屋に行くからな」
音夢「あ、兄さん」
「…」
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